土佐稲荷神社【大阪市・西区】
西区の北堀江・西長堀エリアの住宅街にひっそりと佇む土佐稲荷神社は、土佐藩や三菱財閥ゆかりの歴史を感じられる、趣たっぷりの神社。
かつて蔵屋敷の守護神として大切にされてきたこの場所は、春になると隠れた桜の名所としても親しまれています。
境内には、土佐藩主や岩崎家にまつわる石灯篭や青銅の狛犬が点在し、ちょっとした“歴史探訪”気分に浸れるのも魅力のひとつ。
さらに、丸みを帯びたかわいらしい狛犬たちが、静かな空間にやさしさを添えてくれます。
歴史と桜と、ご利益。
その全部に包まれるような、静かなひとときを過ごせる土佐稲荷神社。
北堀江・西長堀でのおさんぽ途中に、ぜひふらりと立ち寄ってみてくださいね。
西長堀の“隠れ桜名所”♡ 土佐稲荷神社ってどんなところ?
ちょっぴり都会の喧騒から抜け出したい午後。
そんなときにぴったりなのが、西長堀の住宅街にひっそりと佇む土佐稲荷神社(とさいなりじんじゃ)です。
名前の通り、かつてこの地にあった土佐藩の蔵屋敷の守護神として建てられた歴史ある神社。
春になると、桜の名所としても密かに知られています♡
ルーツは土佐藩と三菱グループにあった?
土佐稲荷神社の創建は、はっきりとした年はわかっていないものの、江戸時代の天正年間(16世紀末)と言われています。
享保2年(1717年)には、土佐藩主・山内豊隆公が家臣たちに命じて社殿を造営。
以来、土佐藩ゆかりの地として「土佐稲荷」と親しまれてきました。
明治維新後には、あの三菱財閥創業者・岩崎弥太郎がこの地を取得し、
資金を投じて社殿を新たに整え、今のような神社の姿ができあがったのだとか。
見どころは、歴史の“カケラ”が点在する境内
境内には、土佐藩主・山内家や岩崎家ゆかりの石灯篭や、岩崎弥之助が奉納した青銅の狛犬(狗犬)など、
歴史好きの方にはたまらない“レトロな見どころ”が点在。
青銅の狛犬はちょっと丸っこくて愛らしく、ぜひ立ち止まってチェックしてみてくださいね♡
春は“桜スポット”としてもおすすめ
江戸時代から桜の名所として親しまれていた土佐稲荷神社。
『摂津名所図会大成』にも「花の頃は一しほに参詣者群をなせり」と記されているほど。
現在も境内には桜が美しく咲き誇り、お花見の穴場スポットとしても知られています。
お仕事帰りにふらっと立ち寄って、満開の桜に癒されるひととき…そんな春のご褒美時間、いかがですか?
土佐稲荷神社で、ひと息つける日常を
西長堀エリアで、ちょっとだけ気分をリセットしたい時。
土佐稲荷神社は、そんなあなたの“癒しの場所”になってくれるはず。
お散歩がてら、季節のお花を愛でながら、神さまと静かに対話する時間。
忙しい毎日にこそ、そっと寄り添ってくれる素敵な神社です♡
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