天神社(桑津天神社)【大阪市・東住吉区】
大阪市東住吉区、桑津の住宅街にひっそりとたたずむ「天神社(桑津天神社)」は、やさしい時間が流れる小さなお社。
駅からのんびり歩いてたどり着ける距離感も、ちょっとしたお散歩にぴったりです。
この地は、なんと『日本書紀』にも登場する由緒ある土地。
古代の物語に思いを馳せながら、静かな境内を歩いていると、日常のざわめきがすっと遠のいていくような心地に。
ほっとひと息つきたい午後や、気分を切り替えたい朝に。
桑津のまちの歴史とやさしさが詰まったこの神社で、心にそっと寄り添う時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
心にそっと寄り添う、桑津の小さな天神さま
大阪・東住吉区の住宅街に、静かに佇む「桑津天神社」。
近鉄河堀口駅やJR美章園駅からも歩いて行ける、小さな町のお社です。
ふと立ち寄るだけで、心がふんわり軽くなるような、やさしい空気が流れる場所。
駅からのんびり歩いて、お散歩気分で訪れてみてはいかがでしょうか。
癒しの神さま・少彦名神がまつられています
この神社のご祭神は、少彦名命(すくなひこなのみこと)。
病気平癒や健康長寿の神さまとして、古くから多くの人に親しまれています。
言い伝えでは、かつて髪長媛(かみながひめ)という女性が病に伏した際、
少彦名神に祈ったところ、見事に全快されたのだとか。
それがご縁となり、この地に神さまをお迎えし、天神社としてお祀りするようになったと伝えられています。
『日本書紀』にも登場する、歴史ある地
実はこの「桑津(くわづ)」という地名、なんと『日本書紀』にも登場する歴史のある場所なんです。
応神天皇の時代、天皇の命によって髪長媛が日向(今の宮崎)から呼び寄せられ、
この桑津の地に滞在されたという記述があるんです。そんなご縁から、髪長媛は桑津の始まりを見守った神さまとも言われています。
小さな境内に、やさしい歴史が詰まっています
明治時代には、近くの八幡宮をこの天神社の境内にお迎えし、今では末社として大切に祀られています。
また、境外には歳徳神社もあり、地域の人々に寄り添ってきた歴史が今も息づいています。
晴れた日のお散歩に、ふらっと訪れてみてください。
日常の中でちょっと一息つきたいとき、静かに心を整えてくれる、そんな神社です。
- 少彦名命
- 菅原道真
- 須佐之男命
- 天児屋根命
- 布刀玉命
- 外六柱
- 病気平癒
- 良縁成就
- 学業成就