静けさに包まれる午後、阿麻美許曽神社でひと息
大阪市内の喧騒から少し離れて、ほんのり緑の香りが漂う天見丘。
そんな場所にしっとりと佇むのが、阿麻美許曽(あまみこそ)神社です。
「阿麻岐志の宮(あまきしのみや)」とも呼ばれ、地元の方に親しまれているこの神社は、
歴史ある延喜式内社。
由緒書きには、はっきりとした創建の記録は残されていないものの、平安時代・大同年間にさかのぼると言われています。
森に守られた社、今も息づく鎮守の杜
境内には、数百年の時を超えて立つ大きな楠が静かに根を張り、
昭和43年には大阪市の保存樹林にも指定されました。
その力強い佇まいに、思わず深呼吸したくなる。
木漏れ日が差し込む境内を歩いていると、まるで時間がゆっくり流れているような気がしてきます。
安心感に包まれる、本殿のあたたかな佇まい
昭和35年に建てられた本殿は、耐震・耐火を意識した珍しい造り。
無機質ではなく、どこかやさしさのあるデザインで、訪れる人をそっと迎えてくれます。
大きな神社のような華やかさはないけれど、
この静けさが“また来たいな”と思わせてくれる魅力なのかもしれません。
ふらっと立ち寄るのに、ちょうどいい場所
お散歩がてら、気分転換にちょっと寄ってみるのにぴったりの阿麻美許曽神社。
木々に包まれて過ごす数分の休憩が、不思議と心の整理になるんです。
いつもの道を少しだけ遠回りして、静かな神社で深呼吸。
そんな日常にそっと寄り添ってくれる、やさしい場所がここにはあります。
主祭神 [神社の中心的な神様]
- 素盞嗚命
- 天児屋根命
- 事代主命