熊野大神宮【大阪市・東成区】
東成区の住宅街にひっそりとたたずむ熊野大神宮は、ふとした午後に立ち寄りたくなるような、やさしさと静けさに包まれた神社です。
その歴史は1500年以上も前、四天王寺の創建にあわせて始まったといわれ、用明天皇や聖徳太子にまつわるロマンが静かに息づいています。
戦国時代の戦火、大坂の陣、そして時代の移り変わりのなかでも、地域の人々の拠り所として大切に守られてきたこの場所。境内に足を踏み入れると、まるで時間がゆっくりと流れ出すような感覚になります。
今では、諸願成就などのご利益を授かれる神社として親しまれ、心を整えたいとき、そっと寄り添ってくれる存在です。
お散歩がてら、都会の中の歴史オアシスで小さな深呼吸をしに行ってみませんか?あなたの毎日に、やさしい余白をくれる神社です。
歴史ロマンと静けさに出会える神社。熊野大神宮で、ほっと一息の寄り道を
東成区・中道の住宅街にたたずむ熊野大神宮は、1500年以上の歴史を持つ由緒ある神社。
ちょっと時間が空いた日や、心がざわざわする時に訪れると、ふと気持ちが落ち着く…そんな癒しの空間です。
四天王寺の創建とともに始まった、なが〜い物語
熊野大神宮のはじまりは、なんと用明天皇の時代(6世紀ごろ)までさかのぼるといわれています。
聖徳太子が四天王寺を創建された際、この地にも十二坊のひとつとして伽藍が建てられ、その頃から熊野の神様が祀られていたそうです。
戦乱を乗り越えて、地域とともに歩んだ神さま
時代は移り変わり、戦国時代には織田信長と石山本願寺の戦火に巻き込まれ、社殿が焼失。
その後も徳川家康の大坂の陣で陣屋として使われたり、歴代の城代が参拝に訪れたりと、熊野大神宮は常に「時代のまんなか」にあった神社でした。
明治以降は地域の拠り所として再び発展
明治時代になると、「熊野権現宮」から「熊野大神宮」へと改称され、地域の村社として再スタート。
周辺の神社(八劔神社や菊理姫神社)を合祀しながら、地域の人々の願いをそっと受け止めてきました。
まちの喧騒を忘れる、小さな歴史のオアシス
現代の熊野大神宮は、住宅街の一角にひっそりと佇む落ち着いた佇まい。
だけど、境内に足を踏み入れると、歴史の香りと静けさに包まれて、まるでタイムスリップしたかのような気分に。
ちょっと疲れた日や、心をリセットしたい日に。
お散歩ついでにふらっと立ち寄ってみてくださいね。
- 伊弉冊尊
- 速玉男命
- 事解男命
- 大己貴尊
- 素盞男命
- 外一柱
- 諸願成就