三津神社【大阪市・港区】
港区・夕凪のまちにそっとたたずむ「三津神社」は、三つの町と三柱の神さまのご縁から生まれた、あたたかな雰囲気の神社。
天照皇大神をはじめ、住吉大神や生國魂大神などの神さまが祀られ、家内安全・商売繁盛・五穀豊穣など、日々の暮らしに寄り添うご利益が込められています。
お散歩の途中やお出かけのついでに、少しだけ足を止めて境内のやさしい空気に触れてみると、不思議と気持ちが軽くなるかもしれません。
港区のまちに根ざした、やさしさと歴史が詰まった三津神社で、ほっと心がゆるむひとときを。
三つのまちをつなぐ、港の守り神「三津神社」へ
大阪・此花区の静かな町角。忙しい日常から少しだけ離れて、
気ままに歩いてみたくなる路地の先に、やさしく佇む「三津神社」があります。
その名の通り、三つのまちと、三つの神さまのご縁から生まれたこの神社は、
開拓の歴史と、地域を見守る人々の想いがぎゅっと詰まった、小さくて温かな存在です。
はじまりは、新田開発の祈りから
時は江戸時代中期、明和元年(1764年)。
豊島郡才田村の石田三右衛門という人が、この地を開拓しようと立ち上がりました。
自然とのたたかいの中で、彼が願ったのは工事の安全とまちの繁栄。
そして明和五年、天照大神をお迎えして石田皇大神宮を創建したのが、三津神社のはじまりです。
三つの町の神さまがひとつに
その後、田中町の田中産土神社、八幡屋町の住吉神社を合祀し、
三つの町の神さまたちが一つの神社に集まりました。
こうして昭和七年、「三つの津(町)をつなぐ神社」として「三津神社」と名を改め、
地域の真ん中で、みんなの心のよりどころとして親しまれるようになりました。
何度も移り、また立ち上がった神社
時代の流れとともに神社も何度か移転を重ねましたが、
中でも大きな出来事は昭和20年の戦災による社殿焼失。
それでも人々は祈りの場を失わず、仮殿でお祭りを続けながら神さまを守り、
昭和42年、現在の場所に立派な社殿が完成しました。
やさしい杜に包まれる、ほっとする時間
今では静かな住宅街の中で、ちょっと立ち止まりたくなるような穏やかな空間が広がっています。
境内には季節の移ろいが感じられる杜があり、風に揺れる葉音とともに、
ゆっくりとした時間が流れていきます。
お出かけの途中に、気軽に立ち寄って
三津神社は、がんばる毎日の中にそっと寄り添ってくれる存在。
ちょっとだけ気分転換したい時、朝の散歩や会社帰りにふらっと訪れてみては。
地域の歴史とやさしさに包まれた神社で、心がふっと軽くなる時間を感じてみてください。
- 天照皇大神
- 大海大神
- 住吉大神
- 生国魂大神
- 宇迦魂大神
- 家内安全
- 商売繁盛
- 五穀豊穣