御幸森天神宮【大阪市・生野区】
大阪市生野区のにぎやかな街なかに、ほっと心が落ち着くような緑の森があります。
御幸森天神宮(みゆきのもりてんじんぐう)は、仁徳天皇ゆかりの地に鎮座する、歴史と自然に包まれた神社。
境内を見上げれば、樹齢300年を超える椋の木がやさしく枝を広げ、文化財にも指定された社殿が、訪れる人に穏やかな時間を届けてくれます。
JR・近鉄「鶴橋駅」からも徒歩圏内とアクセスも良好。お散歩の途中や、少し気持ちを整えたい日に、ふらっと立ち寄れる距離感が魅力です。
歴史と緑、ご利益のある空間に身をゆだねながら、静かに深呼吸してみてください。心がすーっとほぐれていく、そんなひとときが待っています。
歴史と緑にふれる、御幸森天神宮さんぽ
鶴橋からほど近く、にぎやかなまちの中に静かに佇む御幸森天神宮(みゆきのもりてんじんぐう)。
その名の通り、昔は天皇もお立ち寄りになったという由緒ある神社です。
喧騒から少し離れて、木々に囲まれた境内を歩けば、心がふっとほどけるような、癒しの時間が流れます。
“御幸の森”の由来は、仁徳天皇のお立ち寄りから
今からおよそ1600年前。ここ猪飼野(いかいの)の地は「猪甘津(いかいつ)」と呼ばれ、港町として栄えていました。
当時の都・難波からお出かけ中の仁徳天皇がこの森でたびたび休憩されたことから、「御幸の森」と呼ばれるようになったのだそうです。
その後、天皇のご崩御後に社殿が建てられ、御幸宮、御幸の祠としてお祀りされてきた歴史を持つ、とても古い神社です。
疫病を鎮めた神様・少彦名命を勧請
平安時代、この地域で疫病が流行した際、神職が京都の五條天神社に参籠して祈願。
その結果、少彦名命(すくなひこなのみこと)という医療や病気平癒の神様の御霊をお迎えし、疫病はおさまったと伝えられています。
それ以降、「天王天神社」や「天神宮」とも呼ばれ、厄除け・健康祈願の神様としても親しまれるようになりました。
今も残るパワースポット、椋の木と文化財の社殿
境内には、樹齢300年を超える椋(むく)の木が5本も立ち、昭和43年には大阪市の保存樹木に指定されました。
また、平成12年には、本殿・拝殿などが国の登録有形文化財に指定されるなど、歴史と美しさを今に伝えています。
四季折々のお祭りで地域に寄り添う神社
御幸森天神宮では、一年を通してさまざまなお祭りが開催され、地域の人々の暮らしに寄り添っています。
- 1月9〜11日:商売繁盛を願う「御幸戎祭り」
- 2月節分:厄を払う「厄除節分祭」
- 4月16日:音楽の奉納もある「稲荷祭」
- 7月:神輿や獅子舞がにぎやかに練り歩く「夏祭り」
- 10月15〜16日:神社にとって最も重要な「秋祭り」
- 11月:こどもたちの成長を願う「七五三詣り」
どのお祭りも、地域の人たちが力を合わせて盛り上げていて、あたたかい雰囲気に包まれています♡
鶴橋駅からすぐ。気軽に立ち寄れる癒しの森
アクセスはとっても便利で、JRや近鉄「鶴橋駅」から歩いてすぐ。
仕事帰りやランチのあとに、ちょっと立ち寄るのにもぴったりです。
都会の中で静けさに包まれたいとき、御幸森天神宮の森で深呼吸してみてください。
いつもとは少し違う時間が、あなたを待っているかもしれません。
- 仁徳天皇
- 少彦名命
- 忍坂彦命
- 家内安全
- 病気平癒
- 厄除開運
御幸森天神宮
JR鶴橋駅・地下鉄千日前線鶴橋駅より徒歩15分
近鉄鶴橋駅東口より徒歩10分