住吉神社(四貫島住吉神社)【大阪市・此花区】
大阪市此花区、レトロな街並みが残る四貫島エリアに、そっと寄り添うように佇む「住吉神社(四貫島住吉神社)」。
地元の人からは「四貫島の住吉さん」と親しまれ、交通安全や安産守護、除災招福などのご利益にあやかれる、あたたかな空気に包まれた神社です。
もともとは漁師たちの願いから始まり、何度も場所を変えながらも地域とともに歩み、今の静かな住宅街へ。そんな歴史が、境内の空気にそっとしみ込んでいます。
大きな観光地ではないけれど、朝の散歩やお買い物帰り、ちょっと心を整えたい日にふらっと立ち寄れる距離感が魅力です。
四貫島の住吉さんで、海風感じるお散歩時間を
大阪・此花区、ちょっとレトロな街並みが残る四貫島エリア。
ふらっと歩いていると出会えるのが、地元の人たちから「四貫島の住吉さん」と呼ばれ親しまれている住吉神社です。
始まりは、漁師さんたちの願いから
このあたりが“中浦”と呼ばれていた天正年間(戦国時代末期)、海とともに生きる四人の漁師たちがこの地に住みつきました。
その後、少しずつ人が集まり、村らしい風景ができはじめます。
みんなの暮らしの中心は海。
だからこそ「海の安全を守ってほしい」と、住吉大社から住吉大神の分霊を迎えて祀ったのが、この神社の始まりです。
何度もお引っ越しして、今の場所へ
元々は、現在の千鳥橋近く・中津川のほとりにあったこの神社。
その後、宝暦5年(1755年)に四貫島大通一丁目へ移転し、さらに大正10年に現在の場所へお引っ越し。
実は、神社の境内が市電の線路になることになったからなんです。
戦火を乗り越えて、地域の神さまへ
第二次世界大戦では、昭和20年の空襲で社殿が焼失。
でも、地域の人々のあたたかい手で守り継がれ、昭和38年に復興しました。
今では静かな住宅街の中に、ほっと落ち着ける空間が広がっています。
ちょっと立ち寄りたい、日常のなかの神社
都会の中の小さなオアシスのような住吉神社。
朝のウォーキング、買い物ついで、会社帰りにちょっとだけ…
そんな何気ない日常のなかで、ふっと立ち寄りたくなる神社です。
海とともに歩んできた歴史を感じながら、やさしい風と静けさに癒されてみませんか?
- 表筒男神
- 中筒男神
- 底筒男神
- 息長足媛命
- 交通安全
- 安産守護
- 除災招福