住吉神社(野里住吉さん)【大阪市・西淀川区】
大阪市・西淀川区の住宅街にそっとたたずむ、野里住吉神社。地元では親しみを込めて「野里住吉さん」と呼ばれ、長く地域に愛されてきたやさしい雰囲気の神社です。
足利義満ゆかりの由緒ある歴史を持ち、境内からは5〜6世紀ごろの出土品も見つかるなど、ロマンあふれる一面も。訪れるたびに、時を越えた物語にふれることができます。
毎年2月に行われる「一夜官女祭」は、女の子たちが神さまに仕える官女に扮する、どこか昔ばなしのような温かなお祭り。ほっと心がほどけるような光景に、きっと癒されます。
住吉三神と神功皇后をお祀りするこの神社は、家内安全・交通安全・厄除開運といった日常に寄り添うご利益で知られています。お散歩がてらに立ち寄って、ちょっと心を整えてみませんか?
ご近所の“ちょっと気になる”神社へお散歩
JR塚本駅からぶらっと歩いて数分。住宅街の中にひっそりとたたずむのが、地元では「野里住吉さん」の愛称で親しまれている住吉神社です。
静かな境内には心地いい空気が流れていて、
日常のあわただしさをほんの少し忘れさせてくれるような、そんな場所。
近くを通ったら、ちょっと立ち寄ってひと息ついてみてはいかがでしょうか?
将軍さまもお祈りした、由緒ある神社
実はこの神社、南北朝時代の永徳二年(1382年)に、足利義満が戦いの勝利を願ってお祀りしたのが始まりといわれています。
昔は「住吉大神宮」と呼ばれていて、神社のしるしには菊の紋章が使われていたのだとか。
時代を超えて、今も大切に受け継がれている歴史が感じられます。
じつはもっと古くから…?ロマンあふれる出土品たち
昭和40年に社殿を建て替えたとき、境内の地中からびっくりするようなお宝が発見されました。
出てきたのは、なんと5〜6世紀ごろのものと思われる品々。
中には、お顔のような石や鯛の形をした石もあって、「昔は戎さまが祀られていたのかも?」なんて言われています。
ちょっぴり不思議で、わくわくするお祭りも
毎年2月20日に行われる「一夜官女祭」は、江戸時代から続く伝統行事。
女の子たちが神さまに仕える“官女”に扮して、お供えを運ぶ姿はかわいらしく、地元の人たちにも愛されています。
このお祭りには、昔ばなしのような伝説もたくさん残っていて、境内にある「龍の池」もそのひとつ。
ちょっぴり神秘的な雰囲気に、きっと心がふわっと和みますよ。
いつもの道に、ちょっとした特別を
通りすがりに立ち寄るだけでも、ふっと気持ちが軽くなるような「野里住吉さん」。
お参りして、境内の風に耳をすませば、何かやさしいヒントがもらえるかもしれません。
塚本でのお買い物やカフェ巡りのついでに、ぜひ足を運んでみてくださいね。
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