田島神社【大阪市・生野区】
この神社には、社記が失われているため創建時期は不明ながらも、1684年の銘が残る石燈籠があり、古くから地域に根づいてきたことが伺えます。地元の人々が日々の平穏と実りを願って手を合わせてきた、そんな祈りの記憶が今も息づいています。
ご祭神には、健康の神さまとして知られる少彦名命や、学問の神さま・菅原道真公などをお祀りしており、医薬治療や学業成就、商売繁盛といったご利益もいただけるとされています。
流造の本殿様式と、歴史の重みを感じる境内は、心を落ち着かせてくれる穏やかな時間をもたらしてくれます。
お仕事帰りや週末のちょっとしたリフレッシュにもぴったり。日常のなかにふと現れる“心のよりどころ”として、田島神社はそっとあなたを迎えてくれます。
やさしい梅の香りに誘われて。田島神社で、心ほどける小さなよりみち
静かな住宅街にひっそりと佇む田島神社(たしまじんじゃ)。
春には紅白の梅が咲き誇り、どこか懐かしく、心がふっとほどけるような空気に包まれる場所です。
社記は失われても、祈りの記憶はこの地に残って
実はこの神社、長い歴史の中で、洪水などによって社記録が失われてしまい、創建の正確な時期は分かっていません。
けれど、現存する石燈籠には1684年(貞享元年)の文字が刻まれており、それ以前から地元の人々がこの場所に手を合わせていたことがわかります。
人々が豊かな実りを願い、日々の暮らしの平穏を願って祈ってきた、そんな歴史の積み重ねを感じる神社です。
時代を超えて受け継がれる神様のかたち
かつては「天満宮」や「天神社」として、学問の神さまとして有名な菅原道真公が祀られていた田島神社。
その後、健康の神さまとしても知られる少彦名命(すくなひこなのみこと)をお迎えし、現在のご祭神に。
時代とともに神社の呼び名も変わり、明治時代には「田島神社」と改称されました。
梅の名所としても♡ 四季折々の癒しスポット
境内には天神様にちなんだ梅林が整備されていて、春先には紅白の梅が咲き誇るみたいです。
少しずつ花が咲いてゆく様子を楽しみながら、のんびりお散歩してみるのもおすすめです。
歴史ある建物と、やさしい空気に包まれて
本殿は流造(ながれづくり)という伝統的な様式で、明治・昭和・平成と時代ごとに丁寧に修復が施されてきました。
最近では、神社会館の新築や参道の整備も行われ、より一層訪れやすく、美しい神社へと生まれ変わっています。
駅からのアクセスも◎ ふらっと行ける癒しの場所
最寄り駅からもアクセスしやすい田島神社は、お仕事帰りのリフレッシュタイムや、週末のプチ散歩コースにもぴったり。
都会の喧騒を少し離れて、神さまにそっとご挨拶してみませんか?
やわらかな風と、ほのかな梅の香りに包まれながら、ちょっといい時間が流れる…
そんな、日常のなかの“心のよりどころ”のような神社です♡
- 少彦名命
- 菅原大神
- 事代主命
- 八幡大神
- 医薬治療
- 学業成就
- 商売繁盛