巽神社【大阪市・生野区】
にぎやかなまちの中に、ふっと静けさを感じられる場所がある——そんな時間をくれるのが、生野区の巽神社(たつみじんじゃ)です。
千年以上の歴史をもつこの神社は、もともと「八幡神社」と呼ばれ、遥か平安の昔から、この土地の人びとの暮らしを見守ってきました。
境内には複数の神社が合祀されていて、応神天皇や天照大神、菅原道真公など、さまざまな神さまが一緒に祀られているのも特徴。家内安全や商売繁盛、五穀豊穣など、幅広いご利益があるといわれています。
また、地元の伝説にゆかりのある神様・印色入日子命も祀られており、境内を歩けば、物語に包まれているような気持ちにもなれそう。
歴史とにぎわい、そして静けさがやさしく交差する巽神社で、あなたも心にふれるひとときを過ごしてみませんか?
街なかで出会う、歴史ロマンと季節のにぎわい。巽神社さんぽ
大阪市生野区、巽エリアにたたずむ巽神社は、地元の人たちに長く親しまれてきた氏神さま。
もともとは「八幡神社」と呼ばれていたこの神社は、千年以上の歴史を持つ、ちょっとしたタイムスリップ気分を味わえる場所です。
遥か昔から、この地に人が暮らし、神様を祀っていた
このあたりは、古くは「大地(おおち)村」と呼ばれていて、なんと平安時代にはその名が記録に残されているほどの歴史ある場所。
「人が住む場所には、必ず神様をお祀りする」という日本の風習にのっとり、この土地に暮らす人々が大切に守ってきた神社なのです。
境内には、古くからの神社がいくつも合祀され、五柱の神様が一緒に祀られているというのも特徴のひとつ。
村の名前「巽」にちなんで、今の名前になりました。
地元の伝説と一緒に歩く、巽の物語
この神社に合祀された「横野神社」は、なんと第11代・垂仁天皇の皇子・印色入日子命(いにしきいりひこのみこと)を祀っているとのこと。
そんな由緒ある神社が、今も静かに地域を見守っています。
お祭りの日は、町じゅうに笑顔があふれる
巽神社では、毎年7月と10月に大祭が行われ、夏祭り・秋祭りの時期には、地車(だんじり)4台と太鼓台が勢ぞろい!
地域の人々が誇るお祭りは、子どもから大人まで大盛り上がりで、まるで町じゅうがひとつになるようなにぎわいです。
駅近だから、会社帰りや週末のお散歩にも◎
巽神社があるのは、地下鉄千日前線「南巽駅」や「北巽駅」からもアクセスしやすいエリア。
仕事帰りや休日のリフレッシュに、ふらっと立ち寄ってみてはいかが?
都会の真ん中で、ほっとひと息つける静かな時間。
歴史と地域のつながりを感じながら、神様にそっとご挨拶して、また明日からがんばる元気をもらえる…そんな場所です♡
- 応神天皇(品陀別名命)
- 印色入日子命
- 伊弉冊尊
- 天常立尊
- 天照大神
- 天児屋根命
- 菅原道真公
- 家内安全
- 商売繁盛
- 五穀豊穣