街なかで見つける静けさ。山阪神社で心ほどけるひととき
大阪・東住吉の住宅街の中、ふとした道の先に現れる「山阪神社(やまさかじんじゃ)」。
地元の方には「山阪明神」とも呼ばれ、古くからこの地域を見守り続けてきた、穏やかな鎮守の社です。
はじまりは、田辺のまちとともに
山阪神社のはじまりはとても古く、田辺の祖・田辺宿禰(たなべのすくね)がこの地に氏神さまを祀ったことに由来すると言われています。
平安時代にはすでにその名が記録に残っており、地域に深く根ざした神社であったことがうかがえます。
広大な境内を誇っていたその昔の面影は、今もなお境内のどこかに残っていて、どこか懐かしく、落ち着いた空気をまとっています。
五柱の神さまをお祀りする、静かなパワースポット
明治から大正にかけて、近隣の神社が次々とこの地に合祀され、今では
- 天穂日命(あめのほひのみこと)
- 素盞嗚命(すさのおのみこと)
- 猿田彦命(さるたひこのみこと)
- 宇賀御魂神(うかのみたまのかみ)
- 野見宿禰命(のみのすくねのみこと)
の五柱の神さまが一社に祀られています。
さまざまなご利益にあやかれる、ちょっと得した気分になる神社です。
相撲の神さまがいる神社?
山阪神社には、相撲の神さまとされる野見宿禰命が祀られていることから、かつては境内で奉納相撲が行われていたことも。
今も秋のお祭りの時期には、学生相撲の奉納があり、地元の人たちの楽しみのひとつとなっています。
お散歩がてら、ふらりと立ち寄りたい場所
季節の移ろいを感じながら、ゆっくりと歩きたくなる山坂町。
そんな道すがらに立ち寄る山阪神社は、日常の中にすっと溶け込むようなやさしい神社です。
会社帰りに、休日のお散歩に、気が向いた時にふらっと訪れて、心を整える。
そんな場所が、山阪神社なのかもしれません。
主祭神 [神社の中心的な神様]
- 天穂日命
- 野見宿禰命
- 猿田彦命
- 素盞嗚尊
- 宇賀御魂命