塚本神社【大阪市・淀川区】
JR塚本駅から歩いてすぐ。淀川区の住宅街にひっそりと佇む塚本神社は、地域に寄り添い続けてきた、やさしさに満ちた神社です。
江戸時代に「牛頭天王さま」をお祀りしたことからはじまり、明治・昭和を経て、地域の願いでよみがえった歴史のあるお社。小さな境内ながら、どこか懐かしさを感じるその空間には、神さまと町の人々のあたたかな記憶が息づいています。
主祭神は素盞嗚尊をはじめ、稲荷大神や大国主命など多くの神さま。家内安全や厄除開運などのご利益もあり、日々の暮らしにそっと寄り添ってくれます。
お仕事帰りやお散歩の途中に、ちょっと気持ちをリセットしたくなったら、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。塚本の町で、心ほどける時間を過ごしてみてくださいね。
塚本のまちを見守る、やさしい神さま
JR塚本駅から歩いてすぐ。
静かな住宅街の中にそっとたたずむ「塚本神社」は、地域に根ざしたほっこりとした雰囲気が魅力の神社です。
ビルやマンションが立ち並ぶ街並みに、ふいに現れる緑の境内。
まるで都会の中にひっそり残る“時間の止まった場所”のようで、日々の忙しさを忘れさせてくれます。
はじまりは江戸時代、牛頭天王さまの祠から
この神社のルーツは、今から400年以上も前の慶長14年(1610年)。
当時、この地に暮らす人々が、厄除けと五穀豊穣を願って「牛頭天王(ごずてんのう)」をお祀りしたのが始まりです。
牛頭天王は、京都・八坂神社の神さまであり、病気や災厄から人々を守ってくださる存在。
やがて素盞鳴尊(すさのおのみこと)と同一視され、農村の守り神として親しまれるようになりました。
少しずつ形を変えながら、大切に守られて
時は明治時代へ。神さまをお祀りするかたちにも新しいルールができたことで、
それまで「牛頭天王(ごずてんのう)」と呼ばれていた神社は、「塚本八坂神社」という名前に変わることになりました。
その後、全国的に神社をまとめる動きが進み、明治39年には中津の富島神社に合祀されることに。
しばらくのあいだ、この場所には本来の神社としての役目は残っていなかったものの、
地元の人たちの心の中には、いつも変わらず神さまが息づいていたのです。
町の人々の願いで、神社がよみがえる
しかし、戦後の昭和30年代。地域の方々の「もう一度、この町の神さまを…」という熱い思いから、
昭和38年、「塚本神社」として見事に再興されました。
翌年には、京都・伏見稲荷大社の分霊をいただき、「塚本稲荷社」も誕生。
商売繁盛や家内安全のご利益を求め、地域の人たちの信仰の場となっています。
会社帰りに、心を落ち着ける時間を
今の塚本神社は、小ぢんまりとした境内ながら、どこか心がほっとする空気感に包まれています。
駅からも近くてアクセス抜群なので、仕事帰りやお散歩途中にもぴったり。
あわただしい日常の中、ちょっとひと息つきたい時や、季節の変わり目に心を整えたい時。
塚本の町をやさしく見守るこの神社で、静かなひとときを過ごしてみませんか?
- 建速素盞嗚尊
- 天照皇大神
- 稲荷大神
- 大国主命
- 塚本清瀧大神
- 家内安全
- 厄除開運
- 心身湧祥