春日神社【大阪市・東淀川区】
大阪市東淀川区の住宅街にひっそりと佇む春日神社は、“春日さん”の愛称で親しまれる、地域に根ざした小さなお社。
そのはじまりは、一本の神木を祀った素朴な信仰から。やがて奈良・春日大社のご分霊を迎え、今では家内安全や五穀豊穣など、暮らしに寄り添うご利益が受けられる場所として守られています。
境内はこぢんまりとしながらも、どこか懐かしく、心がふっとほどけるような空気感。
大きな旅ではなく、区の中にある小さな寄り道で、自分だけの静かな時間を見つけてみませんか?
ご近所で出会う、小さな“春日さん”のぬくもり
ちょっと心が疲れた日や、のんびり歩きたい午後に。
静かな住宅街の中に、ふっと現れる「春日神社」。
地元の人からは“春日さん”の愛称で親しまれていて、どこか懐かしい雰囲気が漂う、小さな癒しの場所です。
派手さはないけれど、そこにあるだけで心がほっとする。
そんな神社に出会えると、日常の中の小さな旅が、ぐっと特別なものになります。
はじまりは、一本の神木から
この神社のはじまりは、昔この地にあった大きな榊の木。
里の人たちはその榊を「神さまの木」として大切に崇め、
いつしかその木を御神体として祀るようになったのが、春日神社のはじまりだと伝えられています。
やがてその神木が朽ちてしまったあと、村人たちは心を込めてお社を建て、
そこに稲倉魂神(うかのみたまのかみ)をお迎えし、「榊神社」として祀りました。
春日大社とのご縁から、本社「春日神社」へ
時は天正六年(1578年)。
奈良の名社・春日大社からご分霊を勧請し、現在の「春日神社」が本社としてお祀りされることになりました。
それ以来、榊神社は摂社として、今も一緒にまつられています。
神さまたちが集まる小さなお社として、地元の人たちに長く大切にされてきたんですね。
日常に寄り添う、ちいさなご利益
春日神社のご祭神は、農業や豊かさを司る神さまとして知られています。
「五穀豊穣」「商売繁盛」「家内安全」など、
暮らしに寄り添うやさしいご利益があると言われていて、昔から地域の人々の信仰を集めてきました。
近所の神さまに、ちょこっとごあいさつ
大きな神社ではないけれど、ふらっと立ち寄るにはちょうどいいサイズ感。
季節の風を感じながら、深呼吸して、小さく手を合わせて。
そんな時間が、気持ちをふわっと整えてくれます。
「遠くまで行く時間はないけど、ちょっと気分転換したいな」
そんな日には、春日さんにちょこっと会いに行ってみませんか?
- 建甕槌神
- 経津主命
- 天児屋根命
- 比咩大神
- 家内安全
- 厄除開運