阿倍王子神社(王子神社)【大阪市・阿倍野区】
大阪市阿倍野区のまちかどに、そっとたたずむ阿倍王子神社。地元では“王子さん”の愛称で親しまれ、長い歴史とやさしさに満ちた神社です。
そのはじまりはなんと仁徳天皇の時代ともいわれ、平安期には熊野詣の「九十九王子」に数えられた由緒あるお社。
境内には陰陽師・安倍晴明の誕生地とされる安倍晴明神社も。晴明公ゆかりの伝説や神秘にふれられるのも、この神社の魅力のひとつです。
ひとり時間を楽しむ日にも、誰かと語らいながらのお散歩にも。やわらかな空気に包まれた神社で、心にそっと寄り添ってくれるご利益を感じてみてはいかがでしょうか。
阿倍野のやさしい神さま、「阿倍王子神社」へ
大阪・阿倍野。賑やかなまちの一角に、静かにたたずむ「阿倍王子神社(あべおうじじんじゃ)」は、地元の方々から“王子さん”と親しみを込めて呼ばれている神社です。
通りがかりにふと足を止めたくなる、やわらかな空気に包まれた場所。どこか懐かしく、心がふっと緩むようなひとときをくれます。
はじまりは、遥か昔の皇族の祈りから
神社の始まりはとても古く、なんと仁徳天皇の時代ともいわれています。あるいは、この地域を本拠地にしていた「安倍氏」によって建てられたという説もあるそう。
平安時代には、熊野詣でで知られる「九十九王子(くじゅうくおうじ)」のひとつとして、多くの人々の祈りが捧げられました。
あの弘法大師・空海が祈祷を行った記録もあり、長い歴史のなかで、病気平癒や厄除けのご利益を授けてくれる神社としても信仰を集めてきました。
街とともに生きてきた、地域のよりどころ
時代の流れとともに、戦乱や火災、制度の変化などさまざまな転機を迎えながらも、阿倍王子神社は地元の人々の力で守り継がれてきました。
昭和42年には社殿の改築が行われ、平成・令和とその姿を大切に守りながら、今もなお地域の神さまとして人々を見守り続けています。
あの晴明公も、ここから生まれた?
境内には、陰陽師として有名な「安倍晴明(あべのせいめい)」の誕生地とされる安倍晴明神社もあります。
晴明公ゆかりのこの神社には、“葛の葉伝説”の舞台としても知られ、多くの人が訪れています。神秘的な雰囲気に、ちょっとした冒険心もくすぐられるはず。
大人のひとり散歩にも、親子のおでかけにも
阿倍野のまち歩きにちょっと寄り道。駅からも歩いてすぐなので、お仕事帰りやお買い物ついでの立ち寄りにもぴったりです。
近くにはカフェや個性的なお店もたくさんあるので、まちめぐりとあわせてのんびり楽しんでみてください。
歴史にふれ、願いごとをそっと伝え、風に揺れる木々に癒される。そんな「自分だけの時間」が、きっと見つかります。
- 伊弉諾大神
- 伊弉冊大神
- 素盞嗚大神
- 品陀別大神
- 厄除開運
- 家内安全
- 病気平癒
阿倍王子神社(王子神社)