平野区

お告げから生まれた旭神社で願いごと【大阪市・平野区】

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旭神社【大阪市・平野区】

大阪市平野区の住宅街にひっそりとたたずむ旭神社は、朝の光がとてもよく似合う、やさしい空気に包まれた神社です。

その歴史は天平時代までさかのぼり、お告げに従って流された「橘の実」が光りながら流れ着いた場所として伝わります。

また境内には、大阪府指定の天然記念物である大きなご神木が立ち並び、訪れる人の心をふっと和ませてくれます。朝の散歩、午後の気分転換、週末のお出かけに、ふらっと立ち寄ってご利益にあやかるひとときを。

平野区で、ちょっとだけ心が軽くなるようなやさしい場所を探しているなら、旭神社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

朝の光が似合う神社、加美の「旭神社」へ

大阪・平野区の静かな住宅街。小道を歩いていくと、東向きに並ぶふたつの社殿が見えてきます。
そこは、地元で長く愛されている「旭神社」。すぐ隣には「若宮八幡宮」もあり、
ちょっと贅沢な“二社詣り”ができる、やすらぎのスポットです。

はじまりは、光り輝く「橘」から

旭神社の歴史は、なんと天平五年(733年)までさかのぼります。
当時、風雨が続いて人々が困っていたとき、ある古老が「橘の実を流せ」とお告げを受けました。

そして、その橘が流れ着いた場所こそ、今の神社がある場所。
実はその実が、旭のようにキラキラと輝いていたことから、「旭大神」と呼ばれるようになったそうです。

ご祭神は素盞雄尊(すさのおのみこと)。厄除け・病気平癒・安産・縁結びなど、
さまざまなご利益があると、昔から人々の信仰を集めてきました。

お隣には、縁結びの「若宮八幡宮」も

もうひとつの社殿、若宮八幡宮は天平勝宝六年(754年)ごろに建てられたとされ、
もともとは奈良・東大寺の鎮守「手向山八幡宮」からご分霊されたもの。

水の災いを鎮める神さまとして、また良縁を結び、悪縁を断つ神さまとしても信仰され、
昔から雨乞いや願掛けで訪れる人が後を絶たなかったといいます。

戦乱を越え、祈りの場として

この地には、歴史に名を残す人々の足跡も。
楠木正成やその子・正行が、戦の前に度々この神社に参詣していた記録も残されています。

戦国の時代、正覚寺合戦では将軍・足利義材がこの地で囚われ、
壮絶な戦いの舞台にもなった過去があるのです。

ご神木に包まれて、深呼吸を

現在の場所に旭神社が遷ったのは元禄十二年(1699年)。
その後、明治には周辺の神さまたちを合祀し、今の形となりました。

境内には、大阪府の天然記念物にも指定されている「くす」「いちょう」「むく」の大樹が、
静かに、力強く佇んでいます。

身近で出会える、小さな感動を

お休みの日の朝に。ちょっと気分転換したい昼下がりに。
旭神社と若宮八幡宮は、日常のすぐそばで私たちを迎えてくれる場所です。

光の差す参道を歩きながら、心のなかも少しだけ軽くなる…
そんなやさしい時間を、ぜひ過ごしてみてください。

主祭神 [神社の中心的な神様]
  • 素盞雄尊
  • 若宮八幡宮
  • 外八柱
御神徳 [神様から授かる恵みやご利益]
  • 五穀豊穣
  • 諸難除け
  • 疫病退散

 

開運

旭神社

住所:大阪府大阪市平野区加美正覚寺1-17-30
アクセス:JR平野駅下車歴史散歩道伝右に添い東に
電話番号:06-6791-4045
公式HP:旭神社


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