大隅神社【大阪市・東淀川区】
大阪市東淀川区にある大隅神社は、静かな住宅街に佇むやさしい空気の神社。
そのはじまりは古代にさかのぼり、応神天皇ゆかりの「大隅宮」がルーツといわれています。
賀茂明神との不思議なご縁や、戦乱を超えて守られてきた歴史も魅力のひとつ。
今も変わらず、地域に根ざした神社として大切にされ、家内安全や交通安全などのご利益が授けられています。
忙しい日常からふっと抜け出して、心ととのう時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
歴史とやさしさが香る、まちの小さな神さま
大阪市東淀川区にある「大隅神社(おおすみじんじゃ)」は、
都会の喧騒をほんの少し離れて、心がふっと軽くなるような場所。
地元では“おおすみさん”と親しまれ、長い歴史とともに暮らしに寄り添い続けてきた神社です。
「お散歩の途中でちょっと寄り道したくなる」そんな空気感が漂う境内には、
静けさと清らかさが満ちていて、思わず深呼吸したくなるような穏やかな空間が広がります。
そのはじまりは、古代の「離宮」から
大隅神社のルーツは、なんと西暦291年にさかのぼります。
応神天皇が難波の地を訪れ、この場所に「大隅宮」と呼ばれる離宮を建てたことがきっかけ。
天皇が亡くなった後、地域の人々はその功績を偲び、この地に神様としてお祀りしたのが始まりだと伝えられています。
ご縁を結ぶ、もうひとつの神さま
その後、淀川の氾濫で流れ着いた「賀茂明神」の御神体が、
神秘的な光を放ってこの地に現れたという伝承も。
この出来事に感動した人々は、賀茂明神も共にお祀りすることにしました。
ご縁と出会いを大切にする神社でもあるんです♡
戦乱の時代を超えて、守られてきた想い
戦国時代にはたび重なる戦火に見舞われ、社殿や記録も多くが失われてしまいましたが、
それでも地域の人々の手で再建と修復が続けられてきました。
江戸時代にはお寺の僧侶が立ち上がり、村の協力を得て社殿を再興。
そのあたたかな想いが、今の大隅神社へとつながっています。
静かな時間を味わえる、心のよりどころ
昭和15年には現在の社殿が完成し、今も美しいたたずまいを見せてくれています。
広かった境内は時代とともに変わりましたが、
今も昔も変わらず“このまちの神さま”として、大切に守られている神社です。
静かに流れる時間の中で、心を整えたいとき。
歴史の香りと、地域のぬくもりを感じに、ふらっと立ち寄ってみませんか?
- 応神天皇
- 別雷大神
- 天児屋根命
- 市杵島姫神
- 伊邪那美神
- 外六柱
- 家内安全
- 交通安全
- 厄除開運