もくじ
歴史ある神社で、ちょっと気分をリセット
大阪市平野区の住宅街にひっそりと佇む「志紀長吉神社(しきながよしじんじゃ)」。
地元では「長吉さん」の愛称で親しまれ、静かで落ち着いた時間が流れる場所です。
都会の喧騒から少し離れて、ほんの10分ほど歩くだけで、
千年以上の歴史が息づく神社に出会えるなんて、なんだか贅沢な気分になりませんか?
1200年の時を超えて、守り続けてきたもの
この神社の創建は、なんと平安時代初期。
日本最古の書物「古事記」や「日本書紀」にも名を残す、延喜式内社のひとつとして大切に受け継がれてきました。
時の天皇たちが即位の際にこの地でお祓いを行ったとされ、
「日蔭の蔓(ひかげのかずら)」を捧げる古式ゆかしい儀式が行われていたことも。
そんな歴史ある地に立つ社殿は、ただそこにいるだけで心が静かになっていくような佇まいです。
お祀りされているのは、旅と商いを守る神さまたち
志紀長吉神社には、2柱の神さまが主祭神として祀られています。
- 長江襲津彦命(ながえそつひこのみこと)…交通安全や厄除け、勝運のご利益があるとされる神さま。
- 事代主命(ことしろぬしのみこと)…“えべっさん”としても知られ、商売繁盛の神さまとして親しまれています。
どちらも日々の暮らしをそっと支えてくれるような、優しさを感じさせる神さまです。
地名の「長吉」は、実は神社と深いご縁が
この地にある「長吉(ながよし)」という地名は、
実は、神社に祀られている長江襲津彦命の「長江」からきているという説もあるんです。
土地の名前が神さまの名に由来しているなんて、ちょっとロマンチックですよね。
お出かけのついでに、気軽に訪れたい場所
華やかさはなくても、そこに流れる時間や空気に、ほっと癒される。
そんな素朴な魅力が、志紀長吉神社にはあります。
近くを通りかかったとき、ちょっと一息つきたい午後、
何かを始める前の気持ちの切り替えに。ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
主祭神 [神社の中心的な神様]
- 長江襲津彦命
- 事代主命
御神徳 [神様から授かる恵みやご利益]
- 交通安全
- 厄除開運
- 勝運