八阪神社(中道八阪神社・玉造戎神社・玉造の戎さん)【大阪市・東成区】

大阪市東成区の住宅街に佇む八阪神社(中道八阪神社・玉造戎神社)は、平安時代に創建された歴史ある神社。藤原道長ゆかりの地であり、静かな境内には癒しの空気が流れています。

玉造駅から歩いて8分ほどの場所にありながら、落ち着いた雰囲気で、商売繁盛・厄除け・良縁などのご利益を求める人々に親しまれているこの場所は、まさに日常のなかにあるパワースポット。

地元では「玉造のエビスさん」としても愛され、毎年の戎祭には多くの人で賑わいます。

ゆったりと流れる時間の中で、ちょっとだけ足をとめて深呼吸。東成区にこんな素敵な神社があるなんて、知っていたら寄り道せずにはいられません。

玉造のパワースポットでほっとひと息。中道八阪神社さんぽ

玉造エリアの住宅街のなか、静かに佇む中道八阪神社(なかみちやさかじんじゃ)。
境内には「玉造戎神社」もあり、厄除け・縁結び・商売繁盛のご利益があるといわれている、癒しとパワーの詰まった神社です。

創建はなんと平安時代、藤原道長ゆかりの古社

この神社が生まれたのは、なんと平安時代。
寛仁元年(1017年)、関白・藤原道長が中道の法性寺というところに別邸を構えた際、
その守り神として素戔嗚尊(すさのおのみこと)と菊理姫命(くくりひめのみこと)をお祀りしたのが始まりなんだとか。

かつては牛頭天王(ごずてんのう)と白山権現と呼ばれ、災厄除けや人間関係のご縁を結ぶ神様として、大切に信仰されてきました。

大正の社殿と、大阪城の石垣ゆかりの石

現在の社殿は大正13年(1924年)に完成したもので、落ち着いた雰囲気の中にどこかレトロな味わいも。
東向きだった社殿は南向きに建て直され、今では地域の氏神さまとして親しまれています。

境内に立つ大きな石碑と、西側の玉垣の一部には、ちょっと意外な歴史が隠れています。

かつて大阪城の玉造門は黒塗りだったことから「黒門」と呼ばれ、その近くを流れていた猫間川には、慶安3年(1650年)、幕府の命で橋が架けられました。
大阪城の石垣と同じ石を使ったこの「黒門橋」は、大阪で初めての石造りの橋。とても珍しがられ、「石橋」の愛称で親しまれたそうです。
江戸時代には「お伊勢参り」の出発点としてもにぎわいました。

大正13年(1924年)に橋が撤去されると、その石材6枚が大阪市から、土地の氏神であるこの神社に寄付されることに。
大阪城の石垣ゆかりの石が、今も記念碑や玉垣として境内に残っているなんて、なんだかロマンがありますよね。

玉造戎神社で“えべっさん”に商売繁盛をお祈り

境内の一角にあるのが、もうひとつの顔「玉造戎神社」。
事代主大神(ことしろぬしのおおかみ/えびす様)と、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が祀られています。

実はこのお社、もともとは主祭神の社殿だったもの。
昭和23年(1948年)、戦後の復興の時代に、多くの人々の願いとともに事代主大神と大国主大神をお迎えして、新たなご縁が生まれました。

事代主大神は島根県の美保神社から、大国主大神は出雲の国からお迎えした神さま。
美保神社から神さまをお連れした帰り道には、国鉄の玉造駅(今のJR玉造駅)が、駅長室を神さまの仮のお宿として開放してくれたのだとか。
役所や商店街の人たちなど、たくさんの人の協力があってお迎えできた神さま。
だからこそ、地元の名前を冠した「玉造戎神社」としてお祀りされているそうです。

素戔嗚尊と菊理姫命、二柱の印が並ぶ御朱印【参拝メモ】

2026年9月に参拝しました。住宅街にご鎮座されている神社です。
まわりに高い建物があまりなく、神社のところだけぽっかりと空が開けていて、のびのびとした気持ちになれます。
境内には、神社のことがわかりやすくまとめられた案内板もありました。

本殿でお参りを済ませて、社務所へ。
ここでは八阪神社と玉造戎神社、二つの御朱印がいただけるということで、両方お願いしました。
八阪神社の御朱印には「素戔嗚尊」と「菊理姫命」の印が、玉造戎神社の御朱印には、エビスさんのにこやかな顔の印が押されています。
御朱印を待っているあいだも、境内には健やかな風が吹いていて、心地よいひとときでした。

境内には、大きな石碑や、神馬が祀られている神馬舎、地車がしまわれているのだろう大きな蔵、そしてお稲荷さんと玉造戎神社のお社があります。

あとで調べると、この神社には、物事が“ウマ”くいくようにと願う「福を運ぶ親子神馬」の紙絵馬もあるのだとか。家の内側に向けて飾ると、福が駆け込んでくるそうです。

駅から歩いて行ける、日常に寄り添う癒しの神社

JR「玉造駅」や大阪メトロ「玉造駅」からも徒歩8分ほどの便利な立地。
お散歩ついでに、ふらっと立ち寄れるのがうれしいポイントです。

厄除け・縁結び・商売繁盛と、うれしいご利益がギュッと詰まった中道八阪神社。
近場のお出かけに、ほっと心ほぐれるひとときを過ごしに訪れてみてはいかがでしょうか?

主祭神 [神社の中心的な神様]
  • 素盞鳴尊
  • 菊理姫命
御神徳 [神様から授かる恵みやご利益]
  • 厄除開運
  • 良縁成就
  • 交通安全

 

開運

八阪神社(中道八阪神社・玉造戎神社)

住所:大阪府大阪市東成区中道4-8-20
アクセス:地下鉄・JR玉造駅から徒歩8分
地下鉄・JR森ノ宮駅から徒歩10分
電話番号:06-6971-4103
公式HP:八阪神社


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