都島神社【大阪市・都島区】
大阪市都島区にたたずむ都島神社は、平安時代からこの地を見守り続けてきた、静かで温かな神社です。
地域の人々の手で大切に守られてきたこの場所には、家内安全や厄除開運などのご利益とともに、心がふっとゆるむようなやさしさが流れています。
見どころのひとつは、関西最古級といわれる三重の石塔。時を超えて残るその佇まいからは、歴史の重みとロマンが伝わってきます。
忙しい毎日の中で、ちょっとだけ深呼吸したくなったら。
都島神社で小さなご縁を結びながら、自分を整えるやさしい時間を過ごしてみませんか?
歴史の風を感じながら。都島神社で静かな心のお散歩時間
大阪・都島区の住宅街の一角に、ひっそりとたたずむ都島神社。
地域の人々から愛され続けてきたこの神社は、平安時代の後期に創建されたとされる、由緒あるお社です。
かつて「十五社神社」とも呼ばれていた歴史深い神社には、15柱の神様が祀られており、家内安全・厄除け・五穀豊穣など、多くのご利益があるとされています。
“都のえらい人”がきっかけ? 都島神社のはじまり
都島神社が生まれたのは、平安時代の終わりごろ。 そのきっかけは、なんと当時の天皇・後白河法皇のおことばだったとか。
法皇が近くの「母恩寺(ぼおんじ)」というお寺に来られたとき、 このあたりの村の様子をご覧になって、こう言ったそうです。
「この土地を守る神さまを、ちゃんと祀りなさい」
そのひと声に村の人たちはとても感動し、自分たちの手で神社を建てることを決意。 それが今に続く「都島神社」のはじまりなんです。
昔の“都の中心”にいた法皇が、わざわざこの地に目をとめたなんて、ちょっとロマンを感じませんか?
神様との距離が近い、ほっこり地域密着の神社
この神社のもう一つの魅力は、地域の人たちが自らの手で守ってきたというストーリー。
「産土神のまつりごとは、自分たちの手で」と、住民たちが力を合わせて神事を行い続けてきたのです。
毎年行われる四つのお祭りでは、地域の人々が集い、今もその思いが受け継がれています。
関西最古級の三重塔がここに
境内の見どころのひとつが、石で造られた珍しい三重の宝篋印塔(ほうきょういんとう)。
本来は一重の塔が多い中、こちらは三重になっていて、とても貴重なものなんです。
「嘉元二年(1304年)」の銘があり、関西で最古級の石塔とも言われています。
都島のど真ん中に、こんな歴史のロマンが残っているなんて、ちょっと感動しませんか?
仕事帰りやお買い物のついでに、ふらっと寄り道
JR・地下鉄「京橋駅」や「都島駅」からもアクセスしやすく、ちょっとしたお散歩にもぴったり。
喧騒から離れて心をリセットしたいとき、静かに向き合える場所がここにはあります。
春の陽ざしの中で、歴史と自然に包まれて深呼吸。
そんなひとときが、明日への小さな元気につながるかもしれませんよ。
都島のまちを見守る神社へ、小さなご縁を結びに
日々を頑張るあなたにこそ訪れてほしい、都島神社。
遠くに行かなくても、すぐそばで「心がほどける時間」が待っています。
静かな境内で、ひとつ深呼吸して、今日をそっと整える。
そんな優しい“神社時間”、過ごしてみませんか?
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