天神さんってどんな神さま?

「天神さん」として親しまれているのは、平安時代の学者・政治家だった菅原道真公(すがわらのみちざねこう)です。

学問にすぐれ、右大臣にまでのぼりつめた道真公は、無実の罪で九州の大宰府へ左遷され、その地で亡くなりました。そのあと都で災いが続いたことから、はじめは怨霊として恐れられ、やがて生前の学問や文学の才能が見直されて、学問の神さまとして信仰されるようになったといわれています。

今では、学業成就や合格祈願の神さまとして、受験生にもおなじみです。

大阪と道真公のゆかり

大宰府へ向かう道真公は、淀川を船で下り、大阪の地を通ったと伝わります。そのため大阪市内には、道真公ゆかりの言い伝えが残る神社がいくつもあります。

天神祭は、道真公のためのお祭り

日本三大祭のひとつともいわれる大阪天満宮の天神祭は、道真公の御神霊をお迎えするお祭りです。

はじまりは、天暦5年(951年)。大阪天満宮の前の大川から神鉾を流し、流れ着いた場所に御旅所を設けて、道真公の御神霊が船でお出ましになったのが、今の「船渡御」の起源とされています。お祭りの日の25日も、道真公の誕生日にちなんでいるといわれています。

お祭りでは、地車囃子に合わせて、龍が天に昇るさまを踊る「龍踊り」も見どころのひとつ。大阪の夏を代表するお祭りにも、天神さんへの思いが込められているんですね。

「天神社」でも、道真公とは限らない?

「天神」という言葉は、もともと「天の神さま」という意味でも使われてきました。そのため、名前に「天神」とつく神社でも、道真公とは別の神さまをお祀りしていたり、道真公とあわせて別の神さまをお祀りしていたりすることがあります。お参りの前後に、それぞれの神社の由緒を読んでみると、新しい発見があるかもしれません。

天神さんを祀る大阪市内の神社一覧

北区

福島区

東淀川区

天王寺区・港区・大正区

西成区・住之江区

生野区・東住吉区・平野区

※主祭神としてお祀りしている神社のほか、相殿や境内社に菅原道真公をお祀りしている神社も含みます。